編み物

部屋割り

 さてどっから書こうかな。まずはどうしてこのワークショップを取ったかと言うところから、今年北欧ニットシンポジウムに行けなくってなんか国内にないかなっと物色していたところ引っかかってきたのがこの夏の合宿。第一回目で前回のレヴューもなし、大陸の反対側の西海岸。主催者の名前にも覚えが無い。それでも取ろうと決めたのはナンシーブッシュの名前があったことと、巷にあるワークショップがビギナー向けが多いのと、編物を媒介に集まって楽しい時間を過ごすというワークショップが多い中、テクニックを真剣に取り上げてまじめ(?)に学ぶという姿勢に共感したから。それに二つのクラスを午前と午後に5日間ずっと取り続けるというのも気に入った。

次は二つめのクラスに何をとろうかってことだった。フエルト、紡ぎ、染め、フリーフォーム、織りの中から、前から興味があって自分には向いていないだろうなっと思っていたけれどひょっとしたら知らないだけで、ものすごく面白いかもしれないとフリーフォームを選んだ。かぎ針と棒針編み両方するというのも興味があった。

さて、ファックスで申し込んでからなかなか返事が来ない、痺れを切らして電話してみるものの埒が明かない。この時点ではちょっと後悔してしまったわけだけれど、チケットも手配し日にちはどんどん過ぎていく。その間に西海岸にすむネット編物友だちが同じ合宿に参加というのが分かり、ちょっとほっとする。
かと思うと、アパート丸ごと引越しみたいな持参品のリストが届きたまげる。結局腱鞘炎の私は重いものが長い事持てないので、友人宅へ宅急便。お世話になりました!

お泊りはYMCAで写真は部屋割りの表。すべて手作り、実は私が到着したときに作っていた。人数が収容人数より少なかったので(スタッフも入れて全部で60人位だったと思う)12人部屋に3人だった。
最高のルームメート。1人は多分同年代かちょいと上の羊を20頭(羊って頭で数えるんだっけ?)飼ってる静かなアウトドア系の人。1人は20代後半かな、理数課系の彼女もアウトドア大好きなシアトル在住の人。週後半はどこからかワインが出没して酒盛りとなった。昼間は鹿が歩かし夜にはアライグマや狐が徘徊するなんとも自然がいっぱいのところ。ビックリしたのは食事のおいしい事、デザートもホームメード同じメニューなし野菜は畑から直送。お陰で太った。問題は寒さ、夏だというのに寒いのだ。冬のほうが暖かいなんて知らんかったなあ。 

毎晩ドアプライズ(プレゼント)が何やかやあったりする。ワークショップが夕方終わって、夕飯を食べてそれから皆で集まって連絡や小さなショップでのお買い物。初日にウェルカム・バッグ(?)大きなシーチングのエコバッグに、原毛のサンプルや洗剤のサンプル、パターンやパターンブック等がいっぱいはいってた。その後私がもらったドアプライズはレース・ショールのパターン、バッファローの糸、まだ色々あったような気がする。皆に当たるのよ、はずれなし。なんだかすごい量だった。荷物が増えるのを恐れてここではクラス用に毛糸を一玉買ったきり、この後つけを払う事になるんだけどね。

冬の合宿の予定が終わりの日には出ていた。1月上旬、八布テキスタイルのたかこさんが講師の1人だ。大好きなニットデザイナーのキャサリンアレキサンダーがいて、ちょいと迷ったけど参加するのはやめた。来年の夏の様子を見る事にする。