シャーリーのKAL

 さて、ほとんどの人たちがセーターを編む事になったのだけれど、1人を除いて全員レース模様のバランス取りをしなくてはならない。どこで使うかというと、袖ぐりの減らし目で、模様が途中で切れる場合、衿ぐりのサイドで模様が切れる場合だ。
レース模様は増減目で模様が出来ている。普通はかけ目で目を増やし、2目一度や3目一度で減らし目をしてパターンの目数を変えないようにしている。課題のステッチパターンも毎段操作はあるけれどどの段を見ても16目だ。(もちろん例外はある。最初の目数と終わりの目数は同じなのに途中で目数が増えたり減ったりする)。
2段目〜14段目は2目一度とかけ目がペアになっていて、もしどちらか片方が編めなければこのペアは解消となって表目になる。
17段〜26段目のねじり目2目一度とかけ目がペアだ。かけ目は表目に変わるけれど、ねじり2目一度はねじり目に変えた方が模様が続いていい。
ノット編みに関してはちょっと工夫がいる。たとえばノット編みの右側で目が終わっている場合、一番右端の目は端目になるので使えない。残りの2目をどうするか、一番簡単なのは表2目、これだと他のノット編みとバランスが悪い。端編み、かけ目、左上2目一度。もしくは端編み、かけ目、左の目を右の目に完全にかぶせてみるのはどうだろう。この場合はスワッチを編んでみる方がよさそうだ。端目のすぐ横にかけ目が来るととじはぎのときに縫い代が見えることがあるのも考慮に入れたほうがいい。
ノット編みの1目がなくなった場合、これはどうだろう。端一目は端目になる。私ならば残りの一目はお隣の裏目に加えてしまう。袖ぐりは袖と縫い合わせられ、袖ぐりは袖がついたり、かぎ針で縁編をしたりどうやって仕上げていくかという事も考えてバランスをとる。・・・これって結構上級編。
さて、上記のことが分ったらこちらへどうぞ、スクロールダウンして下四つのレースのpdfファイルを見て欲しい。それぞれに普通に模様のパターンを入れ込んだもの、ペアを見つける作業、そうして最終的なバランスをとった模様。
http://www.vogueknitting.com/charts/spring_summer_2008.aspx
袖ぐり、衿ぐりはチャートを書いてみるといいよ。

Yumikoさんからアドバイスが入りました。『端編み、左の目を右目に完全かぶせて、このかぶせた目(もともと 左の目)から表編み、そして 次の目(もともと 右の目)に表編みをしました。本当だったら 掛け目があり 少し穴が開いた感じはないものの、バランスはいい感じですよ。』
シャーリーのアドバイスは『アドバイスは 二目をどちらも裏目で編む、もしくは 一目多くして、普通にノット編みをする。』