お仕事編み物

 チャートを書いて、パターンを書いて、パターンの確認をしながら予定通りに編地が編めるかを確認する作業に入りつつある。ケーブルの引き返し編みなんかやってるもんだから頭がぐしゃぐしゃになるぞ。でも面白いんだな。実物大のチャートを書いてから、それを見ながら Row1:云々とかRow2:かんぬん、とかやるわけだ。大体1回目のパターンはむっちゃくっちゃ長いインストラクションになる。それをいかに短くするかがまた私のチャレンジなんだ。この過程で、パターンが少し整理される似たようなステッチは統一されて説明が短くなる。パターンはあんまり難しくしないでねって編集部の人に言われるんだけれど、多少難しく無いと編んでて面白くないもんね。 提出したパターンはまた編集部で構成されて、ぎゅっと短くなる。雑誌や本のそうしてできているインストラクションだから省略が多かったり分かりにくかったり編んでる人が自主的に調べたりしなくてはいけない事が起きる。それが嫌で、パターンを省略しないで書いているデザイナーもいるけどセーターのインストラクションが16ページなんて事になると、私は編む気がうせるなあ。それなら全部実物大チャートの方が良い。