もろもろ

 朝寝をしっかりして、スタバでコーヒーを飲み有松に向かう。この町は有松絞りで有名で、9年ほど前に行った時にまた戻って来たいっと思ったところ。名古屋駅から名鉄で30分。小雨がぱらつくあいにくのお天気だけれどお目当てのお店を記憶を頼りに探し当てる。工場も持っていて卸もやっていると言うお店なのだけれど、丸ごと信じて良いのかなあ。まあ気持ち良く買い物をして有松絞り会館へ。売店においているものはどこへ行ってもほとんど同じだなあ。
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84歳のおばあちゃんが、楽しそうに実演を見せてくれる。耳が少し遠くなったけど口は達者だとか、このおばあちゃんがたった一人の蜘蛛ノ巣絞りができる人だそうだ。教え子はアーティストになってばあちゃんの内職を手伝ってくれないって淋しそうだったけど分かる様な気もする。勘だけで糸を生地に巻いている、ものすごい速さで均一だ。帰りに材料店へ行って絞りの糸と針を買ってしまった。有松絞りの後継者を見つけるのはとても難しく、この柄は後3人とか2人とか、このおばーちゃんも「わしが死んだら、蜘蛛の巣絞りは終わり。」って言ってた。
 名古屋に戻って松坂屋の蓬莱屋で「ひつまぶし」を食べる、まだ夕飯には少し早かったので混んでいなくって良かった。お店の人に食べ方を聞いてお茶碗に四杯美味しくいただきました。あ〜あ、満足。