エストニア旅行1日目

怪しい雲行き

 5月の26日の事。
ツアーはこの日のウエルカムディナーから始まる。参加者18人中、イギリス人が一人、オーストラリアから母と娘2人の3人、アメリカ人は13人。
 
ホテルのロビーに居るとどんどんチェックインしてくる、ニッターは編んだものを身につけているか、編み掛けのものを手に持っている事が多いのですぐ分かる。編み掛けは靴下と巻き物が多い。

全員女性、年齢的には30代前半から70代ってとこかしら、ベジタリアンは一人、グルテンフリーは3人いた。

ウエルカムディナーはタリンの旧市街にある「Kuldse Notsu Koris」訳すと「黄金色の豚」となるそうだ。お食事を待っている間ほとんどの人が編み物をしている、糸の掛け方は右と左と半々位の模様。サワードウのライ麦黒パン、木の実の赤いジュース(これはどこへ行ってもテーブルに載っていた)、スープ、茹でたジャガイモと、豚肉を柔らかく煮込んだがお料理がメインだった。エストニアの郷土料理だそうで、美味しくってペロンと平らげた。
初めて会うルームメートと、他の人も一緒に夕飯後ワインと一緒に編み物、すでに大きな紙袋を両手に毛糸を買ってきたツワモノが数名。これからツアーに出るのにどうするの?って思ったけど、後から聞いたら郵便局から送ってくれるそうだ。毛糸自体はアメリカで買うよりかなり安いけど送料をかけたら同じくらいになるのではないかしら。
私は、欲しかった本を見つけたので1冊買う。その後その本の著者のワークショップを取る事になるのだけれど、その時は全く分からなかった。

2日目

タリンにもう一日、午前中にタリンの町をガイド付きで歩き回る。いいお天気で帽子を持ってこなかったのを悔やむけど、仕方ない。頭のてっぺんが日に焼けた。昼はルームメートと彼女が評判を聞いた美味しいレストランAedへ、中庭へ座ってサーモンのパスタを食べる。本当に美味しかった。エストニアのコーヒーはエスプレッソ系で濃いめで美味しい。
午後からエストニアン・ハンディークラフトハウスで、エストニアの伝統衣装のレクチャー、モデルに選ばれたのはグループの中でもきれいどころ、と言うか衣装のサイズが合う人はそうたくさん居なかったし・・・。
その後、同じ通りの別のエストニアン・ハンディークラフトハウスへ、お目当ては後日ワークショップを受けるRiina Tomberg さんのデザインしたものの直営店。皆さんわしわしと買い物をなさる。その日の夕食時には見た事のあるセーターを着た人が数人。
この日も夕飯後はロビーで皆で編み編み。何人かはこのツアーに参加2回目ですでに知り合いのようだ。