シャーリーの夏のKAL(7/16/12)

シャーリーからのメモです。

こんにちは、皆さん。

何人かの方達が、スワッチが編み終わってショールを編む準備ができているようです 。私のHPの2ページ目を見てください。1ページ目は皆さんがスワッチを編んだチャートです。2ページ目は私のショールの製図です。自分が編みたい大きさ(長さと幅)が決まったらスワッチの幅と長さを計って目と段のゲージを取ります。

オリジナル・ショール
*スワッチ
幅:スワッチは12目の繰り返しが3回+目数調整の13目+端目2目=51目
長さ:72段=パターン2回繰り返し(36段×2回=72段)。

*ゲージの出し方
注: 寸法を測る時は端編みの内側を計ります。(青字はcmです)

幅:51-2= 49目→9”(22.9cm).
49÷9= 5.44目= 1”(25.4cm). [49÷22.9= 2.14目= 1cm]
長さ:72段→10 1/2”(26.7cm).
72÷10.5= 6.86段= 1”(2.54cm). [72÷26.7= 2.70目= 1cm]

*幅と長さの決め方
まず最初に、私はショールの幅が約20”(50.9cm)にしたかったので、
20”x (5.44目= 1”)=109目. [50.9cm x (2.14目= 1cm)= 109目]
109目を12目の繰り返しで割ると;
109÷12= 12目の繰り返し9回とあまり1目。これに模様を対象にするための目数調整の13目を入れなければなりません。13目は12目の繰り返し1回に1目を足した数です。このため12目の繰り返しをひとつ減らします。

最終的に12目の繰り返しを8回。→12x8= 96目
次に目数調整の13目足します。→96+13= 109目
最後に両端に1目づつは締めを足します。→109+2= 111目

全ての数字が出そろいましたら検算をします。
111目-2目端目=109目÷5.44= 20”. [109目÷2.14= 50.9cm]

次にショールの長さはだいたい60〜65”(152.5〜165cm)で、仮に62”(157.5cm)としました。
62”x 6.86= 425段. [157cm x2.70= 425段]
425段÷36段の繰り返し=11.8回→36段の繰り返しで終了したいので出た答えに一番近い大きい数字にします。11.8回→12回
12x 36= 432段÷6.86段(=1”)=63”(160cm). [432段÷2.70段(= 1cm)=160cm]

ショールは総丈の半分の長さを2枚編んで中央ではぎ合わせます。
オリジナルショールでは必要段数432段を半分に割って1枚216段とします。
216段は36段の繰り返しが6回です。ただ最後の1段はメリヤスはぎに使うので1枚目は215段で終了します。

KALのショール
もしオリジナルショールと違う大きさを考えているならば上記に説明した方法で計算ができます。
もし作り目111目で編み始めるならば編み方は以下です。
端目、目数調整のための6目、12目の繰り返し8回、目数調整のための7目、端目。

増減無しで36段の繰り返しを5回。6回目の繰り返しは35段目まで編む。
ステッチホルダーへ全ての目を移す。

注:もしエッジングを付けないつもりならば作り目はKnit cast onを使ってください。もしエッジングを付ける予定であれば後でほどける作り目をしてください。最後に作り目をほどいて伏せ目しエッジングを縫うための準備をします。両方の作り目の仕方はHPhttp://www.shirleypaden.comのEvents & Lectures からthe First Ravelry DALを参考にしてください。

36段ごとに細い綿のレース糸を目の間に通しておくといいでしょう。

追記:
今日は皆さん、
もしガーター編みレースではなくメリヤス編みレースでこのKALに参加をしたいと思っている場合は、いくつか注意する事があります。
まず、二目一度は一般に使われるチャートのシンボルのルールにそわなければなりません。

メリヤス編みの場合表裏ができますから、それに合わせて2目一度、3目一度のやり方を変えルヒツ用があります。。これがメリヤス編みでのレースとガータ編みでのレースの一番大きな違いです。

ガーター編みのレースの場合は編み地の表でも裏でも2目一度は常に左上2目一度です。メリヤス編みのレースの場合は編み地の表で「\」は右上2目一度 になり、「/」は右上2目一度となります。2目一度がどちらに傾くかというのはチャート通りになります。編み地の裏を編む場合チャートで「/」は裏目左上2目一度になり表から見たシンボルになります。「\」は裏目右上2目一度となります。
(ま「日本人には問題なくできますよね。」)

この減目を編む場合は2つの方法があります。
1)右の針を左の針にかかっている2目に左から右に2つ目の後ろからひとつ目の目へいれて、2目一度をする。 P2tog-b = Purl 2 sts together through back loop

2)裏目で1目編む、編んだ目を左の針戻す(左の針の1目めとなる)。左の針にかかっている2目めの目を右の針で持ち上げて1目めの目にかぶせ、針から外す。これは逆方向の伏せ目となる。左の針にかかっている一目を右の針へ移す。

3目一度はガーター編みのレースの場合は編み地の表裏関係なく右上3目一度。
メリヤス編みのレースの場合は表側は右上3目一度、裏側の場合は以下のようになります。
1.左の針にかかっている2目に上記の1)の減目の方法と同じように右の針を入れる。
2.そのままの状態で右の針へ移す。
3.次の目を裏目で編みし、2ですべり目した2めを一緒に今編んだめの上にかぶせ針から外す。
(ま「裏目の右上3目一度」)

皆さんの作品の過程がラベリー上で見られるのをたいへん楽しみにしています。
シャーリー