シャーリーのKAL

 日本の編み物本ではあまりお目にかかれないかけ目のバリエーションです。なんとなく適当にやっている人が多いのではないかと思われますが、かけ方によって穴の大きさが変わってきますのでこの際覚えましょう! わたしはアメリカ式なので先回紹介した方法で問題なかったのですが、フランス式で編んでいるMidoriさんから編みにくいとコメントをいただきましたので、シャーリーへ問いあわせたところ答えが帰ってきました。シャーリーの答えが来る前にMidoriさんから研究してみましたのメール。シャーリーの答えを訳しつつMidoriさんの研究結果も踏まえて、日本人のほとんどの方がフランス式で編んでると聞いているので参考にしてください。

表目から表目:右の針を糸の下を通して手前に(編んでいる人のほうへ)持ってくる。糸は針と交差している。右手の人差し指でかけ目をした糸を針に固定してから次の目の表目を編む。
表目から裏目:右の針を糸の下を通して手前に持ってくる(表から表と同じ)。糸は後にある。次に糸を針の下を通して前に持ってくる、裏目を編む。→糸は裏目を編む前に右の針にくるりんと巻きつく。
裏目から表目:右の針を糸の下を通して手前に持ってくる(表から表と同じ)。糸は針と交差して糸は後にある。右手の人差し指でかけ目をした糸を針に固定し、次の目の裏目を編む。
  注;アメリカ式とフランス式の違いはアメリカ式だと裏目の後に何もしなくても糸が手前に来て、次の表目を編むと同時にかけ目が出来る。フランス式は右の針を糸のしたから手前に持ってきて糸を交差させる必要がある。
裏目から裏目:右の針を糸の下を通して手前に持ってくる。次に糸を針の下を通して前に持ってくる(表から裏と同じ)。裏目を編む。

かけ目をした目はどの方法のときでも右の針の上を手前から後側へ渡っている。

わたしはアメリカ式なので見当も付かないのだけれど、Midoriさんが言っているのは当たっていると思う。
『フランス式の場合は、かけ目の前後に来る目に関係無く、糸が針の上を手前から向こうに渡るようにし、次の目を編む時に、表目か裏目によって、左手にかけた糸を後ろか前に持って行って普通に編めば、
アメリカ式と同じように出来るのではないかと思います。』

もし訳に間違いがあったらお知らせくださいね。

私の本番用スワッチがやっと出来た。

追記:皆さんあせってる方ほっとしている方いろいろでしょうが、シャーリーはこちら時間で15日土曜日は予定が入っているの次の指示が入るのは来週になると思います。終わった人はゆっくりするなり、これから編むものを妄想したり、ステッチパターンを練習したりして次の指示を待ってください。どうもノンビリムードが漂っているようであります。