仕事編物

 前にお仕事をした雑誌の編集長がアッパーイーストの毛糸屋へ現れてお話をするというので、会ったこと無いしどんな人なのかなって思って出かけて行った。早めについたのですっかりノンビリして他のお客さんとぼちぼち話したりしていてたら、お話が始まった。ファッショントレンディーの話が主だと思ったら春夏号の話になって、なんとスライドが出たんだけどデザイナーの名前入り、うっそー!!心構えがしてありません。自分お名前を呼ばれるなんてもう息が止まりそうになった。写真はきれいに撮れていたけれど、私としては作品があんまり満足してなかったのよねー。他のスライドにはウー!とかアァー!!とかタメ息交じりの声が上がっておりました。スライドが終わってほっと冷や汗をふいているとなんと彼女の立っていた後ろから実物が出てきた。お願い私のは持ってきていないでね・・・・。はい、ちゃんと持ってきてありました。呼吸困難になりながら他のデザイナーの作品を見たいので平静を装って裏をひっくり返したりステッチパターンを見たり。あっ、いけない次の予定に遅れると風のように帰ってきてしまいました。大編集長に挨拶してくるんだったんあ、と今頃後悔。