ステッチーズ・イースト

福引で当たった毛糸

11月6日〜9日までバルチモアのコンベンションセンターで催された。はじめはグレーハウンドで行こうかと思ったのだけれどバスターミナルが怪しげな場所だし、タクシーがすぐつかまるかも分からず結局はアムトラックで出かける事にした。バスだと片道44ドルほど、アムトラックだと97ドル・・・・安心はお金に代えられないのだ。珍しくオンタイムに出発オンタイムにバルチモアへ到着。私が乗ったアムトラックの2時間半前の早朝の便だとコンベンションの午前中のイベントに間に合うし64ドルと運賃も安めだったのだけど、そんなに朝早く起きるのは嫌よっと8時代の便にした。この便にして正解だった、6時代の便はなんと2時間も遅れたそうだ。帰りの便は駅に着いた時はオンタイムと表示かれていたけど、すぐに30分遅れ → アナウンスを待てになってみんな窓口へ殺到。1時間後に来る次の列車の切符を取り替えようとしたら、50分遅れで列車が到着とのアナウンス。無事に座るところも確保できて無事に帰ってきた。家に着いたら11時半ごろになっていた。

取ったワークショップは
1.アドバンス・デザイン (講師:ベリー・クレイン) 6時間
 まずは生徒二人で一組になって採寸。私の巻尺は55インチまで、でも彼女のヒップは56.5インチ(143cm)背も高かったけど、でかかった。その後いろんな写真を見てどのように作られているかの説明。私が想像していたのとはちょっと違うクラスだったけど、面白かった。クラスで実際編んだのはシェーピングに使う増減目とダーツにボックスプリーツ。宿題になって次の日持って行くはずがホテルに忘れてしまったけど集めなかった。ふ〜ん、やるかやらんかは本人次第かアメリカだな。

2.パーフェクト・エッジ (講師:ガリーナ・クメレバ?) 3時間
 最初これは端編のクラスかなっと思ったら、ロシアのオーレンバーグレースの縁編みのクラス。ロシア語訛りの先生がジョークを入れてガーター編みのレースの縁編を習う。クラスの終わりに見せてくれた彼女が編んだオーレンバーグ・レースはすばらしかった。2色で編んだものもあったんだけど糸始末はどうやってるんだろうと思ったら誰かが質問した。先生いわく「それは別のワークショップよ。」

3.デンマークの伝統的セーター (講師:ベス ブラウン-レインセル) 12時間
 着丈15センチほどのミニチュアセーターを編む。赤い毛糸以外は中細赤い毛糸は並太毛糸で、模様がはっきり見える。カフスのところはツイン・ニットでボタンホールまで付いてる。前首のところは開きがあって見返しが付いてる。エリ部分はカフスと一緒でツイン・ニット。編んだんだけど気に入らなくってほどいてしまった。生徒の数は12人みな黙々と編む。1人中年のおじさんがいてその人ただ者ではなかった。自分の娘に教会用の白いドレスを0号針で編んでいたすごいなーって思ったら。奥さんがオーケストラで楽器を引いていて彼女ように黒のドレスも編んだそうな!!!来年のステッチズで講師をやらないかって聞かれてるんだって納得。

新しい事は一クラスに1つくらいだったけど、普段やらない事の練習やすごい上手い人たちと同じクラスになるのはとっても勉強になる。先生方は自分たちのお店や本やなんかをクラスで宣伝してはいけないんだって。契約書にそう書いてあるんだって。クラスで何が大切かって言うとジョーク、ジョークが上手い先生は人気ある。アメリカのお国柄なんだろうなあ。勿論そうじゃない人たちもいるけど、たとえばベスはジョークはあんまり言わない、でもリラックスしたクラスで準備もとっても良く出来ていて感心した。持って来るはずだった山盛りのサンプルは旅先でトランクごと盗まれてしまったんだって!!そんなことあるんだなー。生徒皆で「えーっ!!!」っと絶句。
30分以上待たないと買えないスタバのコーヒーや11ドルもするワインや、むっちゃくちゃ高いホテルの作り置きのサンドイッチやら飲食に関しては文句ありありだったけど、イベントとしては面白かった。来年はハートフォード(?)へ場所が移るらしいけど、時期がほかのイベントとかち合っているらしい。さてさて時期になったら考えるか。

頭の写真はドアプライズでもらった毛糸。福引みたいなもんで夕食のチケットに印刷されている番号でいろいろもらえる。私のは残念賞に当たるやつだけどね。それでも嬉しかったよ。