お仕事

 縁があってマペット・ショーのシニア関係者(と言っても40代中から50代だけど)と一緒の場所で仕事する事になっている。今はマペットショーはディズニーの傘下に入っているけれど元はジム・ヘンソンと言う偉大なパペッティアが作ったものだった。まるで生き字引のような人たちがひとつ所に集まってディズニーからの依頼でマペット達の資料の製作、作り直しをしているわけだ。たかがパペットなんて思っちゃあいけない、みなさんそれは真剣そのもの。ミス・Pギーには衣装デザイナー、メークアップアーティストが付いてるし、3サイズは常に守られていて肌のくすみもほほのたるみもなし。色もちゃんと番号で指定されている。カーミッTも同様ミリ単位でサイズが指定されている。今日聞いた話によるとカーミッTが着るアロハシャツの生地は柄を小さくして特別オーダーになるそうな。工房のお買い物係がファッション街をデザイナーの求めるスワッチを探して走り回っている。私なんぞは「Pギーがトラ柄のドレスを着るの!狼の皮をかぶった羊みたい!」とひんしゅくをかう様な事をつぶやきながら自分の仕事に没頭するフリをする。