編み物

 編みかけが増えると怠け者ニッターにどうしても必要になるのが針。普段使わない使いにくい針が物入れの奥から登場してくる。フィルダーの輪針、コード部分が太目のモノフィラメント、要は釣り糸のようでクローバーの匠の輪針なんかに付いているのと同じもの何だけど匠のより硬い。小さく丸めてしまっているのでくるくるに癖が付いていてとっても編みにくい(写真上)。お湯につけたり、蒸気を当てたりしてみたけれどもいまいち。そこで考え付いたのが荒療治、うちは古いアパートなのでラジエターがむき出しになっているそこへコードをビーンと張るように針をラジエターの蛇腹部分へ差し込んだ、寒い夜でシューシュートヒーターが入る。朝目が覚めて恐る恐る、ラジエターから輪針をはずすと・・・写真の下のように見事にコードが伸びておりやんした。伸びてもコードの柔軟性は変わらないのでちょっと引っ張られるけど、くるくるのコードより編みやすい。早いとこ編みかけを終わらせればこんなことする必要もないんだけどねえ。