編み物

 今日は盛りだくさん。キッチンというオフ・オフ・オフ・ブロードウェーの劇場がある。ダンスや小劇場の舞台や人形劇なんかをやる割と気に入っている劇場で、今日は5時から「かぎ針編みの双曲線平面モデル」(私は幾何学に強くないのでこれが正しい訳かどうかは分からない) 数学者がとっても作るのが大変な図形モデルをかぎ針編みで作ってしまったというもの。

普段は劇場へ行くときは予約を入れるのだけれど、今日はぎりぎりまで予定が決まらなかったので、直接劇場へ行った。何だあの人だかりは!この劇場は二つ舞台があるので私がいくほうではないと思っていたら、なんとウェイティングしている人たちでした。私は12二人目。まだまだ来る来る。私の3人後ろは、世界で一番かぎ針編みの早いリリー・チンさん。彼女もウェイティング。

結局開催側がエクストラの椅子を運び込んで、30人くらい入れてくれた。それでも入れなかった人いるだろうなー、ってくらいすごかった。客層は学生、数学者、クロシェッティーア(って聞こえたのだけれど、クロシェッターじゃないのね)びっくりするくらい混ぜ混ぜでした。
ずいぶん遅れて始まった。内容はなぜかぎ針編みでモデルを作る事になったのか、幾何学の話それに宇宙とインターネットの話し,これは英語の単語が分からなくって良く分からなかった。

ふっと目の端にリズミカルの動きが、階段席の3列斜め前に座っているリリー・チンさんが説明されたかぎ針編みのモデルを講演を聞きながら編んでる。ほんとに早い!それにまったく手元を見てな
い。糸を手繰り寄せる事もしないのね。

話だけじゃあ分からないから写真入りのサイトを紹介します。
http://www.math.cornell.edu/~dwh/papers/crochet/crochet.html
最初これを去年あたりに見つけた時は、ひょえー!でした。

http://www.mathsci.appstate.edu/~sjg/class/1010/wc/geom/crochet.html
こっちの方が分かりやすい。

http://www.cabinetmagazine.org/issues/16/crocheting.php
これはカラーでモデルがよく見える。

私から見ると、かぎ針編みのキクラゲ、珊瑚、脳みそ、やってることはゴージャス・フラワーとほとんどおんなじこと。幾何学が身近に感じた日でした。