ワークショップ

 ワークショップのタイトルは「クチュール・ニッティングの基礎技術)ってとこでしょうか。
二日間で13時間でした。

まず彼女のガーメント(衣類)は綴じ針をほとんど使いません。糸の始末とボタン付けのみです。
後は目を拾って「3 needle bind off」といわれる日本ではあまり見かけない引き抜きはぎに近いもので、それではいでいきます。
なぜその様な事をするのかというと、生地で立体を作るのではなく糸で立体を作るからだそうです。生地で立体を作るときには平たいものを立体にするため縫うという作業が必要になるけれど、糸で立体を作るときにはそれは必要ない。それに生地で立体を作る作業を真似する必要は無い。というので、彼女のパターンは洋服のパターンと肩と袖がずいぶん違います。

確かに、編み物のパターンって、洋裁のパターンに似ていますよね。

10種類の端編みの説明。
その後にスワッチの話が続きました。彼女が言うには糸の種類、編地でいくつスワッチを作るか変わってくれけれど、一番多いのをここで説明しますね。
まずスワッチの大きさは小さくても20cm四方、25cm四方が望ましい。

1. 編んだ状態でゲージを取る
2.水通しをして、形を整えながら平らにして乾かしてゲージを取る
3. ブロッキングをしてゲージを取る
4.スワッチの上と下に長い棒針を通して下のほうに毛糸だま3個ほどをぶら下げ一晩吊るしてゲージを取る。

これ全部必要なのかなーと思いつつ、何せ「クチュール」だからと納得。